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【LOL】予選通過への最難関。Unicorns Of Loveを紐解く

  • 2020年9月24日
  • 2020年9月25日
  • LOL

League of Legendsの世界一のチームを決める大会、The 2020 Season World Championship。
日本代表のV3 Esportsは抽選の結果、プレインステージのグループBに入りました。

今回はV3の対戦相手4チームの紹介を行っていきます。2回目は、2戦目の相手に決まったロシアおよび旧独立国家共同体のUnicorns of Loveの紹介です。

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UOLとCIS地域とは


CIS地域は2013年に開催されたWorlds Season 3 に出場するなど歴史の長い地域です。マイナーリビジョン地域屈指の強豪として認識されており、特に記憶に新しいのは2016年のWorldsでのAlbus NoX Lunaの快進撃でしょう。当時の世界一のチームといわれたROX Tigersに勝利するなどグループステージを4勝2敗の2位通過でノックアウトステージに進出しています。これはプレインの話ではなく本戦の話です。

以来、マイナーリビジョン地域がノックアウトステージに進出した例はなく、この金字塔を破るチーム・地域も現れていません。

そんな中、この地域に引っ越ししてきたチームがUnicorns of Love、通称UOLです。

UOLはもともとヨーロッパ地域のトッププロリーグであったEU LCSのチームでしたが、フランチャイズ化に伴うLECの発足に伴いCIS地域への移籍を行いました。

選手育成に優れたチームとして知られ、今大会にもFnaticのHylissangやFlyQuestのPoewerOfEvilなどがUOL出身の選手として出場します。ただCIS移籍後は育成よりも補強に舵を切ったのか、CIS地域のトップチームであったVega Squadronの選手を大量獲得しました。

LJL代表のDFMとVegaが2019年のMSIで戦ったことを記憶されている方は多いと思いますが、そのときのVegaの5名の選手すべてが現UOLのメンバーです。

DFMが0-2で完敗した相手にV3は勝てるのか。二年越しのチームの枠を超えた日本のリベンジマッチとなります。

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チームスタッツ比較

Unicorns of LoveV3 Esports
Win Rate95%78%
Gold Differential at 15 min+2327+1157
CS Differential at 15 min:+5.2+2.9
Tower Differential at 15 min+1.37+0.78
Dragons / game2.7(68.6%)2.9 (62%)
Dragons at 15 min1.111.13
Herald / game:1.53 (76.3%)1.13 (58.7%)
Kills Per Game19.115.7

ひと言でいうと恐ろしいスタッツのチームです。Summerシーズンは20勝1敗と圧倒的な成績でCIS地域を制しました。平均試合時間も28:05と圧倒的な早さです。(V3は32:52)

レーン戦で相手を圧倒するよりもオブジェクトコントロールを重視する非常にマクロに優れたチームで、15分時点でのゴールド差を平均で+2327と相手を圧倒しています。この有利をきれいにスノーボールさせる能力の高さと賢さを兼ね備えたチームといえます。

ドラゴン獲得率こそV3と同じぐらいですが、ヘラルド・タワーの獲得率は大きく差をつけられており、ゴールドを重視した高い方をしていることがわかります。

それでいて1試合の平均キル数が19.1とキルゲームにも対応できる幅の広さははっきり言って脅威です。

Unicorns of LoveV3 Esports
DMG%Gold%DMG%Gold%
TOP18.1%20.9%20.5%20.1%
JG15.1%19.3%22.6%21.2%
Mid30.9%23.8%20.5%20.4%
ADC27.3%22.1%29%24.7%
Sup8.6%14%7.4%13.5%

続いてチームとしてのダメージ占有率とゴールド占有率です。注目点はダメージ占有率・ゴールド占有率ともにMIDが最も高い点でしょう。UOLはMidに絶対的なエースプレーヤーが存在し、チームの強さの格となっています。

ロースター紹介

ロール別スタッツ

KDAKP%CS Differential at 15 minXP Differential at 15 min:First Blood
%
DPMSolo killsVision score Per Minute
TOPBOSS550-0.3+614.3388.9110.83
JGAHaHaCiK767-8.2-14238.1322.831.3
MidNomanz867.6+10.6+41833.3650.4101.03
ADCGadget8.967.6-0.7+32828.6578.671.33
SupSaNTaS7.863.7+3.8+26233.3181.302.3

(参考)V3 Esports

KDAKP%CS Differential at 15 minXP Differential at 15 min:First Blood
%
DPMSolo killsVision score Per Minute
TOPPaz4.262.5-6.2-1226.1396.150.85
JGbugi8.483.2+6.2+53978.3444.341.58
MidAce8.569.2-6.4-4939.1400.621.05
ADCArcher7.171.2+11.3+19443.5567.601.57
SupRaina5.464.3-1.9-14647.8145.102.46

Top:BOSS

レーン戦のスタッツはそれほど高くないように見えますが平均2試合に1度はソロキルをするなどミクロ面も優れた選手です。UOLの勝率がおかしいのでチャンピオン別の勝率もあまり参考になりませんが、タンクよりはファイターの方がピック率が高い傾向にありそうです。ただしSummerのメタ的にもタンクよりもファイターが好まれていたことも要因にあるかも知れません。

キル関与率が50%と高くない点はUOLがTopから試合を作るチームではないことを表していると思います。

JG:AHaHaCiK

2019年のMSIではDFMのJG、Steal選手のJGルートを完璧に予測し潰すことでチームに勝利をもたらしたAHaHaCiK選手。CSや経験値スコアは対面のJGに負けてはいますが、プレイスタイルの問題かなという気がします。CISの決勝戦の最終試合ではグレイブスをピックしチーム内ダメージシェア1位を記録するなどキャリー力もあるプレーヤーです。

Mid:Nomanz

チームの絶対的なエースであり国際戦でもその実力の高さを示し続けているNomanz選手。CISの全31試合で実に16体のチャンピオンをピックしており、最多のピック数であるカサディンですら3試合以下と非常にターゲットしにくい選手です。基本的にはメイジやアサシンを好んでおりファイター・タンクのピックがないためTopとのフレックスを警戒しなくてもいいことは救いかと思います。

Ace選手がSummer終盤で見せたゾーイはNomanz選手が2019年のMSIでCeros選手相手に圧倒的なパフォーマンスを見せていたこともあり、気がかりなチャンピオンです。

ADC:Gadget

2020Summerのメタの中心ともいえるチャンピオンよりもシヴィアなどのメタからやや外れるチャンピオンの使用率が高いなど独特なチャンピオンプールを持つGadget選手。2019年のMSIでのDFM戦でもハイマーディンガーをピックするなどトリッキーなピックもある選手です。CISの決勝戦では4試合すべてで異なるチャンピオンをピックしています。

DPMも578.6と高い水準にありMidのNomanz選手と並んでチームをキャリーできるプレーヤーです。

Sup:Shadow

使用率トップのスレッシュは7ゲームピックして全勝かつKDA10.4と非常に得意としています。ノーチラスのKDAも高くフック系チャンピオンを得意としているかもしれません。ラックスについてはADCのGadget選手とソナ・ラックスのボットレーンを3度行ったこともあり使用回数が多くなっています。

まとめ

ここまでチームスタッツと個人スタッツを見ていきました。各レーナー事にスタッツを見ると意外とTop/JG/Botは有利を作っていません。それだけMidのNomanz選手が圧倒的であることが分かります。V3はAce選手がどれだけNomanz選手を楽にさせないかにかかっているでしょう。

LJLのMidはAria選手、Dasher選手などミクロに優れた選手もいますので彼らとの対戦経験がAce選手にとっては大きくプラスになると思います。

たとえMidで有利を作られてもJGのBugi選手のカバーも含めチームトータルでカバーすることで勝機を掴んでほしいところです。

 

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